天川の帰りに丹生川上神社の上社に行ってみたくて、お昼に大和上市に着いて聞いたら、バスも夕方四時までないとのこと。
仕方ないのでタクシーを頼みました。
それにしても、自家用車でないとお財布が「大惨事」になります。。。。
こんなに行くのが大変ですと、私なんかは一生に一度しかいけないかもです。
タクシー運転手さんによると、高おかみは高い場所の水、丹生川上神社の中社は水そのものを祀る、日本の水の宗社だそうです。丹生川上神社の下社は天川に行く途中にあるので、次回行ってみたいです。
水底の丹生川上神社の上社があった場所には四角くいかだのようなものが浮かんでおり、龍がそれを見つめるという設定で、ダムの中に龍のモニュメントがありました。
水底の丹生川上神社の上社・・うら寂しいような悲しいような
元住民の方には、水底に住み慣れたお家が沈むというのは寂しく悲しく、お察し致します。
ダムの水底の丹生川上神社上社

奥の白っぽいいかだが、丹生川上神社の上社があった場所だそうです。
それを右手前の龍のモニュメントが見つめているという趣向だそうです。
でも、鋼の龍はうら寂しくて
何もないほうがよいのになあと思いました。
真新しい社殿は綺麗でした。

タクシー運転手さんに丹生川上神社上社の社殿は飛鳥坐神社に移築されたと聞きました。
丹生都姫と飛鳥坐神社はどういう関係なのでしょうか?

もしかしたら、丹生都姫は「神南火飛鳥三日女神」なのでしょうか?
丹生都姫の中社の社殿には三つの丸い鏡がついてました。
なので「三日女神」というのかなと思いました。
中社のお守りも、水晶を三つ重ねたものでした。これも「三日女神」を表しているのでしょうか?
もしかしたら、丹生都姫は下照姫のことなのでしょうか?
星の旧字は晶(三日)と生まれるですから、天津甕姫も三つの輝くもの=星 ということから、「三日女神」も天津甕姫と同じ意味の名前いうことが出来ます。
とすると丹生都姫が天津甕姫なのでしょうか? 飛鳥坐神社の神紋が亀甲に巴と丸に三つ柏であることから、あたらずと雖も遠からずな気がいたします。
「カヤナルミ考」さんより
「延喜式神名帳の大和國高市郡54座の中に、カヤナルミを祀るとする神社が2つあるようです。
(1) 飛鳥坐神社4座 並名神大。月次相嘗新嘗。
鎮座地:奈良県高市郡明日香村大字飛鳥字神名備708・709
(旧称:高市郡飛鳥村大字鳥形山)
御祭神:事代主神、高皇産靈神、大物主神、天照皇大神、
神南火飛鳥三日女神 等。
由 緒:初め大穴持命、杵築宮に鎮り坐す時、法子賀夜奈流美神の法魂を
飛鳥神奈備に鎮め奉った。
淳和天皇の天長6年3月、高市郡加美郷甘南備山社を同郷鳥形山に
遷し奉った。これが現在の鎮座地。(2) 加夜奈留美命神社
鎮座地:奈良県高市郡明日香村大字栢森字堂ノ上358
御祭神:加夜奈留美命。加夜奈留美は、高照姫の一名だという。
[注]高照比賣命:
旧事本紀によれば、大己貴神の御子で、母は宗像の邊津宮に坐す
高津姫神。
古事記には、大國主神と多紀理毘賣命との間に生まれた高比賣命
またの名下光比賣命がある。
この下照姫命と高照姫命とは同一女神に坐すとする説がある。【参考図書】
平凡社:大百科事典 昭和27年8月縮刷第1刷
新人物往来社:日本「神社」総覧 平成5年4月第2刷(鎮座地のみこれを参照)」(以上「カヤナルミ考」さんより)
社殿も新しくピカピカですが、やはり水底の丹生川上神社を思うとうら悲しい気分になります。
今度は中社に向かいます。
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