先日、四国に行ったときに徳島駅前のホテルに泊まった。
徳島では一番いいホテルだといわれている。
ちょうど工事中であったため、昼は工事が行われていて騒音があるため、良いお部屋が格安で泊まれる期間でした。
四国のホテルの真っ黒くろすけ
昼間は外にいる予定でしたので、昼間工事でも全く差し障りがないと思い、そのプランで申し込みました。

内装はモダンなお部屋で満足して過ごしていました。
ユニットバスの扉をひょいと開けたときに、真っ黒くろすけのようなものが、洗面台の下の隙間にさささっと入り込んで行きました。
ちょうどジブリ映画の真っ黒くろすけのようでした。
目の錯覚か、何かいたのかわからなかったけど。
徳島は駅前の一番いいホテルに真っ黒くろすけが出るのか、徳島恐るべしと思いました。
特に金縛りとか変な目に遭う事もなかったですが、大雪の時外を歩き回って身体が冷え切り、風邪引いて帰りました。
狐のお風呂
これは祖父母の山寺に預けられていたときに聞いた話です。
丹波地方の山の中に寺はありました。
狐、狸、クマなどが出るところです。
山に入った近所の男の人が道に迷って、日も暮れて夜中になり、どうしようかと思ったときに、灯りが見えた。
ああ良かった、道に迷ったからと事情を説明して、一晩とめてもらおうと思った。
夜遅くにすみません、道に迷ったようですので、今晩一晩とめていただけないでしょうか?
というと、家の人は快く泊めてくれた。
さぞやお腹が空いたでしょう、と御飯も出してくれ、お風呂もわいてますよ、お風呂にゆっくりつかってからお休みくださいと言われて、言葉に甘えて服を脱ぎ、湯船に漬かっていた。
「ああ、いい湯だ」
辿り着いた時が夜中すぎで、お風呂につかっているうちにうとうと寝てしまったらしい。
「おい、○○さん、起きろ」という声に目が覚めた。
近所の人だった
「何してるんだ!??」
「昨日山で道に迷って、山奥の家で一晩泊めてもらって、お風呂に入った。そのまま寝てしまったらしい」
「!!!??? おい、狐にでも騙されたんじゃないか? お前が入っているのは肥たごだよ」
よくよくみると近所の畑のこえたごに浸かっていた。
狐に化かされたのだろうということになった。