琉球方言で 向匱男聞襲大歴五御魂速狭騰尊 を読んだらどうかと気になりました。
というのは
対馬の高御魂神社[タカミタマ]にある伝承: (高御魂神社[たかみむすび]「高皇産靈尊」) 神体がうつほ船に乗って漂着した霊石であるとの伝承がある。皇祖の高皇産霊神と同一神である。(長崎県下県郡厳原町豆酸字東神田 628) http://www.dai3gen.net/gishi04b.htm より
「霊石」、石が関係するのでは?と。磐楠舟とも言いますし
おひじゅるさまとか沖縄に行った時にありましたので
それと、もしかしたら、「聞襲」を「ももそ」と読むのではないかと
【百人御物参 (ももそおものまいり)】 うまく再生できないようですので「百人御物参」で見てみて下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=B57DSTfKNc4
袋中『琉球神道記』には
「託女三十三人は皆以王家也。妃も其一つなり。聞補君を長とす。都て君と称す。」とあり
聞得大君 のことを 「聞補君 きふふきみ」という KIHUHU
聞襲 は紀州と貴舟?
琉球方言で、チフィウフジン(聞得 大君) CHIFI UFU という音や、
「聞補 きふふ」からすると 向匱男聞襲大歴五御魂速狭騰尊 の 聞襲は
聞 ちふぃ・きふ と読め
襲 しゅう とも読めます。
「ももそ・聞人・百人」であり モモソ姫の「百襲」
百襲姫・モモソ姫も聞得大君も神の声を聞く人でした。
襲はシュウ(シフ)・おそう かさねる、あとをうけつぐ。おそう。
襲は音からすると、「舟」のシュウ(シウ)・ふね・ふなで、船・舟もしくは
紀州(貴舟)
紀州・貴舟
聞襲は聞舟と読み替えられ、「きしゅう・き(ふ)ふ(ね)」と読めます。
貴舟・来船・木船で、はもしかしたら、「きふね」貴船か「きしゅう」紀州
船盡比賣神社の木船ノ神は貴船
天ノ仁木命、亦の名を建羽雷命 亦の名は角凝魂命と申して大和國鳥見白庭山に天降る後に賀茂別雷神とし齋祀られたる弓矢神 天ノ磐船ノ神此なり
其妃を船盡比賣命といふ こは木船ノ神、屋船ノ神 なりとの御系をませば御名を稱へ申して其の夫神 建羽雷命と共に倭文ノ神と齋祀られし玉へ、御社は名西郡長谷村船盡比賣神社此なり http://awa-otoko.hatenablog.com/entry/2015/12/05/191119
船盡比賣命こと木船ノ神(貴船の神?)は建羽雷命と共に倭文ノ神とされたようです。
天羽槌雄神:玄松子の祭神記
『古語拾遺』に、天照大御神が天岩屋に隠された際、 大神に献上する文布(しず)を織った神で、倭文氏の祖神。 ちなみに倭文宿禰の祖は神魂命、倭文連の祖は神魂命の子・角凝魂命http://www.genbu.net/saijin/hazuti.htm より
船盡比賣命と建羽雷命と夫婦で倭文ノ神
倭文ノ神が天津甕星を退治(談判?)したとされている神です。
大歴は 「大石 おおいし」と読めます。
貴船大石・・・貴船神社には「舟形石(ふねがたいわ ふねかたいわ)」があります。
福島県伊達市霊山町にも大石貴船という地名があります。
手力男は神話では天岩戸を開いたとか、大石を投げたのが戸隠連峰になったと言われています。
岩・大石つながりです。
そして、紀州(貴舟)では手力男が以前は「太陽神」として祀られていました。
これは偶然ではないと思います。https://prt2.tukiyononeko.net/tukisakaki-hiura 参照
もしかしたら、貴船神社は「紀州の神の社」という意味も含んでいるのではないでしょうか?
紀州は木船・貴船から?
船で来た人達が移住したから、紀州かもしれません。
紀州はもしかしたら、木船・貴船から撮った名前なのでしょうか
稲荷鬼王神社(いなりきおうじんじゃ)
宝歴2年(1752年)紀州熊野より鬼王権現(月夜見命、大物主命、天手力男命)を勧請した鬼王神社
この神社の鳥居両脇には、一対の奇妙な形の狛犬が鎮座しています。口伝によるとこの狛犬は山犬だとされていて、鬼王神社が狼信仰に関わるお社だったことが分かります。鬼王権現の一柱として祀られている手力雄命は、紀州から信州戸隠山に移住した犬飼集団の氏神でした。鬼王神社も戸隠と同様、紀州から移住してきた犬飼集団の氏神だったのではないかと思われます。http://www.raifuku.net/special/wolf/map/area/kanto/shrine/inarikiou/inarikiou より
犬飼氏の狼さんもでてきました。狼には別の意味があると思いますが、また別の記事で

平将門さんの幼名は鬼王丸ですが、鬼王というのは木・貴・紀の紀州の王 という意味も含まれているのではないでしょうか?
手力男は古い太陽王で、貴舟・紀州の王「鬼神の王」だったのかもしれません。
手力男とは強い男でしょう。古語の鬼は強いという意味です。
鬼は「かみ」とも読みます。九鬼は「くかみ」と読みます。紀州の九鬼水軍を連想します。
手力男は彦星・犬飼星
手力男は彦星とされています。彦星を「犬飼星・九曜の星」とも言います。
天河弁財天から戸隠神社の九頭竜弁財天さんは分魂されたと聞いています。水の神さまを祀る貴船神社が、四国の船盡神社と船盡比賣命神社の天鳥船の磐楠船と木の船神さまが紀州に、そして戸隠神社に勧請されたのかもしれません。紀伊國伊都郡丹生川上天手力男意氣績ゞ流住吉大神も紀州です。
撞賢木厳御魂天疎日向津比賣と向匱男聞襲大歴五御魂速狭騰尊 は織姫・栲幡千千姫と彦星・手力男でしょう。
縣犬飼氏や橘諸兄の里の井手の里に京都の貴船神社の元宮があると聞きました。
やはり縣犬飼・犬飼氏繋がりです。弁財天さんは貴船神社のご祭神でもあります。
木船ノ神は貴舟の神 木は貴と表記できる
神魂命の子孫の犬飼・縣犬飼氏と同族で八木氏がいます。
吉備真備のお母さんが楊貴氏だそうです。楊貴は当て字で、吉字を選んだのではとされています。
楊貴氏は八木・夜疑などと書きます。
ということは「木・貴」などは音として同じで、貴船・木舟とどちらの表記でも可能です。
ですので、木船ノ神は貴舟の神でもあるのです。
ちなみに、橘奈良麿の変の後、奈良麿は九州で生き延びてました。吉備真備の領地が杵嶋のあたりでしたので、吉備真備に匿われたのではと言われています。
杵嶋も「きじま」とも読みます。木島は杵嶋・・・・
木嶋坐天照御魂神社の天照は星神で天御中主命
神魂命の子孫は「きしま・木島・紀州→貴舟」と関係が深いようです。

木嶋坐天照御魂神社 画像はWikipediaより
やはり貴船神社は神魂命とも関係が深そうです。
紀州(貴舟)では手力男が以前は「太陽神」 でした。
手力男は彦星・犬飼星で、太陽神というより、夜を照らす日で明るい星のことだったのではないでしょうか?
夜の太陽の船である星という意味でしょうか。
吉備真備の母は楊貴氏(八木氏)神魂命の子孫
吉備真備のお母さんが楊貴氏(八木氏)で、八木氏の息子の吉備真備も縣犬飼氏と同族の神魂命の子孫で、橘奈良麿とは親戚になります。
船盡比賣命はやはり貴船神社のご祭神のようです。
天照は天御中主で星神
ということは天照は天御中主で、木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)のご祭神は
主祭神 天御中主命
大国魂神
穂々出見命
鵜茅葺不合命
この天照は星神ですね。
手力男も彦星・犬飼星です。理由はまた詳しく別の記事で書きます。
縣犬飼氏の氏神も手力男でした。手力男と九頭竜さんを祀る信州の戸隠神社の奥社の宮司家は以前は犬飼氏でした。
縣犬飼三千代の子孫の橘奈良麿の孫が九鬼水軍の熊野国造家に養子に入ってます。
やはり繋がりがあったので養子に入ったのでしょう。

聞襲はそのままで「きそ」木曽へも繋がるか?
「いたきそ」が紀州にもありました。関係があるのでしょうか?ありそうですね
伊太祁曽神社は我が国に樹木を植えて廻ったと 『日本書紀』 に記される 「五十猛命(いたけるのみこと)」 を祀る神社です。植樹神五十猛命は一般には「木の神様」として慕われています。
また 『古事記』 には 「大屋毘古神(おほやびこのかみ)」 として記され、災難に遭われた大国主神(おほくにぬしのかみ)の生命を救った話が記されています。このことから ”いのち神” ”厄難除けの神” の信仰が篤く・・・伊太祁曽神社が現在の社地に静まります以前には、日前神宮・国懸神宮(ひのくまじんぐう・くにかがすじんぐう=通称:日前宮にちぜんぐう)の社地にお祀りされていたようです。
日前宮のご鎮座が垂仁天皇16年と伝えられていますので、その頃に山東(さんどう=現在の伊太祈曽)に遷座せられたようです。
しかしその場所は現在の社殿のある場所ではなく、南東に500mほど離れた「亥の森」と呼ばれる所でした。 http://itakiso-jinja.net/ 伊太祁曽神社のサイトより
「船盡比賣命といふ こは木船ノ神、屋船ノ神」
五十猛命も木の神・大屋毘古、屋は八で「や」・矢
「亥の森」は猪 これは神様の乗り物として一番速い動物です 太陽の鳥船
亥は「井」つまり星に通じます。犬は犬飼星(彦星)・犬星のシリウス
五十猛命が手命力男なのでしょうか?
国懸神は手力男とされています。https://prt2.tukiyononeko.net/mukate
安曇磯良は五十猛命とも言われています。磯建良で五十猛命
同一人物ではないかもしれませんが、系図では饒速日の息子とされた五十猛命こと弥彦はもしかしたら、安曇磯良かもしれません。
饒速日と徐福は別人
徐福が饒速日という説もありますが、その説ですと、徐福は三輪大神(石和大神)オオナムチの息子ということになります。
それはありえないので、饒速日と徐福は別人であると考えます。
大国主とオオナムチも別人というか、大国主は出雲族の代々の王のことで、オオナムチは苗族系で、最高神のことらしいのです。