さんまい
と言われてもやっぱり尾張地方の若い人はわからないです。
大人も知っている人は少ないでしょう。
怪しい尾張弁講座3 さんまい、とは?
子供の頃従兄弟たちとリヤカーを引いて遊んでいて、
叔母に「さんまいに行く」と言ったら大笑いしてました。
他の子供はリヤカーに乗せてましたから。
さて、さんまいに運ばれていくとどうなるのでしょう?
さんまい とは?
火生三昧、と言います。
不動明王さんは、罪穢れ、煩悩などを燃やし尽くす炎のなかにいます。
つまり「さんまい」とは人間の煩悩などを焼き尽くす炎に住すること、火生三昧のことです。
そこから転じて
「さんまいに行く」とは
全てを焼き尽くす火葬場に行く、という意味なんです。
尾張弁のさんまいとは、火葬場のことなんです。
つまりは火葬場で、火葬の炎で
「焼き尽くされろぉぉぉぉ~~~~火生三昧だぁぁぁぁ」
ということです。
中々、仏教ちっくです。
寺の住職か誰かが火生三昧から、さんまいと言うようになったのでしょう。
貴方も私もいずれは「さんまい」に行くことになるでしょう。
「でーも? 、でー」と耳が遠いふりして聞きなおしてもダメですよ
「でー?」なんて聞いても、今はほとんどわからない人ばかりですから