あることについて、タイミングが悪かったり気が付かなかったりで時期がずれ込んだり、果ては時間を間違えていたりして、自分の不注意もあるのだろうけど、ちょっと邪魔が入っているのかなと思うことがあって、寒川神社の八方除祈願を受けてきました。
初夏のさわやかな季節、空は晴れ渡り、ご祈祷の後、それまで禁足地だった寒川神社の神嶽山神苑(かんたけやましんえん)で命の洗濯をしてきました。
前行ったときは、十年以上前なので、洒落たカフェレストランみたいなものはなくて、何にもないところだなあという印象でしたが、今回は参拝のあとも神苑を散策したりお茶をいただいたり、カフェレストランで食事したりして、楽しい時を過ごすことができました。
神社の前の池の菖蒲

JR茅ヶ崎駅から単線のJR相模線に乗っていきます。ドアはボタンを押さないと開かないです。鄙びた感じの鉄道です。
宮山駅下車で、歩いて500mくらいです。
寒川神社の八方除け祈願
なにせ人数が多いので、最初は番号札を貰って待ち合い室でお茶と落雁をいただきながらまっています。
そして札の番号が同じ人たちとぞろぞろと白衣の上着を受け取って、手を清めて、拝殿へ
普通はご神前にいるとしたら狛犬なんだけど、こちらは三峰神社とかと同じお犬様が二体置いてあった。
近くの宮山神社も三峰神社も合祀してあるし、ここも古いお犬さま信仰もあるのだなあとおもってご祈祷を受けてました。
一礼して入り、修祓、ご祈祷が始まります。
祈願文を読み上げると、神官が二人同時に、ダブルで祈祷を受けるひとの住所や名前などを読み上げていきます。
後ろでは赤ちゃんたちもダブルで泣いています。なかなかカオスで素晴らしいです。
祈願文が終わると一斉に玉串奉納です。
そしてまた一斉に退出して、御札やお下がりなどをいただいて、終了です。
流れ作業というか、ベルトコンベヤーに乗った感じのご祈祷でした。
拝殿

方位盤と渾天儀



寒川神社はレイライン上にある
以前行ったときは知らなかったのですが、春分の日・秋分の日は、日の出と日の入りの方角を直線で結ぶと、(御来光道) 房総沖から寒川神社を通り、富士山山頂を経て元伊勢、出雲大社へとつながるそうです。
それで寒川神社は3月20日春分の日限定で御来光守を頒布しているそうです。
寒川神社から宮山神社を通るラインは夏至の日没ラインで、その延長線上には大山があるそうです。
宮山神社は大山のことだそうです。大山には大山阿夫利神社があります。 宮山神社と寒川神社と夏至のレイライン
レイライン上にあるパワースポットと言われています。
広々とした境内にいるだけでも、心まで広々としてきます。
ちょうど花嫁行列がお式の前に移動しておられました。おめでとうございます


境内は広々しています。

寒川神社 楼門

神社入口の太鼓橋
ご祈願をした人には神嶽山神苑の入場券がいただけますので、行ってみます
神嶽山神苑に入れるのはご祈祷を受けた人のみだそうです。
寒川神社の神嶽山神苑
この神域はいままで、禁足地だった地だそうです。そういえば、十年前は入れませんでした。
外門の受け付けで説明を受けて入ります。手水舎で手を清めて、難波の小池に御参りします。
難波の小池(なんばのこいけ)
いただいた案内によると
「古来より御本殿の真裏に位置し、寒川神社の起源に深くかかわりのある神聖な泉と伝えられている」
そうです。
八角柱が池の中に建っています。その後ろの神嶽山とで陰と陽を形作っているのでしょうか
裏参拝所


「神嶽山を通して、大明神を裏から拝する場所」だそうです。
そこを過ぎると内門で、内門を入ると「池泉回遊式庭園」です。
夏の爽やかな風と新緑とアヤメでしょうか、菖蒲でしょうか、滝も涼やかで、それは綺麗な庭園でした。

茶屋で石舞台や八氣の泉を眺めながら五百円(五百円以上御随意)でお抹茶とお菓子を頂けます。
方徳資料館で「八方除」の資料を眺めたりもできます。
久しぶりにゆったりした時間を過ごせました。
このご神域は四神相応だそうです。
そうそう、ここの庭園にある外のトイレはそれはそれは綺麗で、音楽まで流れてました。
外のトイレは汚れがちなんですけど、本当に隅から隅まで管理が行き届いていて、気持ち良く過ごせました。
こちらの外門の受け付けで、お土と御神水をいただくこともできます。お土はご祈祷を受けた方はお下がりに付いています。
神嶽山神苑は本当に爽やかで美しい場所でした。


石舞台











