武蔵一宮小野神社の瀬織津姫(丹生都姫)と天下春命は犬飼・縣犬飼氏の祖
このブログのタイトルを月夜の猫の散歩道から「水の系譜 狗の系譜」にしたのは、スピ界隈で橘氏や縣犬飼氏を「犬犬」という発言を目にしたからです。
天津甕星ファンや瀬織津姫ファンのかたで縣犬飼氏を「官憲の犬」「犬が蛇(瀬織津姫)を封印した」と書いておられる方がいて、本当にそうなんだろうか?と
感性も大事ですが思い込みにつながります。
瀬織津姫を氏神とされる他の方々のためにも、やはり歴史を調べて、証拠を示すことは大事だと思いました。
自分の出自は寺の過去帳みれば江戸くらいまでは調べられるだろうけど、系図も何もないからどうして実家が橘氏なんだろうと。お陰様で江戸以前の系図がありました。
橘奈良麿の子が熊野国造家に養子に入り、子孫が楠木正成で、その子孫が伊勢楠木氏になり、それが織田信長ににらまれて、断絶後は潜伏してたみたいです。
橘氏・楠木氏だったのはわかったから、「水の系譜 狗の系譜」にして、「水の系譜」の橘氏と縣犬飼氏がどんな氏族かを中心に調べてきました。
橘氏よりもっとわからない縣犬飼氏は「狗の系譜」で瀬織津姫の原型の古い母神の系譜、狗とはナマズ・ウナギ・雷魚・河豚・蛇・葦などなど、水の生き物も狗であったのです。
このあたりのことは ようこそ♪ にまとめてあります。
しばらく、橘氏と縣犬飼氏と瀬織津姫や天津甕星との関係を検証する記事を書いてきました。
スピの人の紀行文は読みやすいからいいのですけど、検証してるわけではないから
検証中心ですので、証拠を示さなければならないので、申し訳ないですが、読みにくいとおもいます。
今まで調べて来て、縣犬飼氏が瀬織津姫の系譜、それも日下部吉見の蒲地姫が日本の古い古い母神の系譜だとわかって私は嬉しかったです。楠木正成も祭神が瀬織津姫である建水分神社を建立してます。
瀬織津姫の変遷 犬飼明神は瀬織津姫の息子 日下部吉見の蒲池比咩(阿蘇津姫)は瀬織津姫 蒲地姫=與止日女=丹生都姫(豊姫・川上明神)
倭文氏と縣犬飼氏が天津甕星の系譜なのは「新撰姓氏録」や「戸隠神社鎮座考」などでわかりました。
『新撰姓氏録』はリンクがらご確認ください。
神魂命(神皇産霊尊神産巣日神:かみむすびのかみ)は造化三神(よくわかりませんです)の一柱です。日本の 神々の舅のような役割です。
まさか本当にご先祖さんが造化三神ということはないと思いますけどね・・・やはり古い日本の土着の氏族ということでしょう。
別名、神魂大刀自神とあるように、造化三神のうち神魂命だけ女性という説もあります。
阿居太都の阿太は阿多津・吾田津から?★『新撰姓氏録』で気が付いたこと1 より
『新撰姓氏録』によると、県犬養宿祢も神魂命八世孫阿居太都命之後也
犬養氏は神魂命五世孫天比和志命之十九世孫田根連之後也
犬養氏も火明命の子孫日下部は阿多御手犬養同祖、
若犬養宿祢は火明命十五世孫古利命之後也
海犬養氏は海神綿積命之後也、
凡海連も海神綿積命男穂高見命之後也
安曇宿祢は海神綿積豊玉彦神子穂高見命之後也
阿居太都命とは手力男命のまたの名だそうです。「戸隠神社鎮座考」
阿居太都命=手力男命=天背男 命=伊佐布魂 命で天津甕星のことです。
そして阿居太都命=手力男命=天背男 命=伊佐布魂 命=天津甕星=天児屋根です。
神魂命ー角凝魂ー伊佐布魂ー天底立命ー天背男命ー天日鷲翔矢命ー天羽雷雄命ー〇ー阿居太都命
木屋の資料館さんより
安曇あずみ・安曇犬養あずみのいぬかい・辛犬甘からいぬかい・倭やまと・大倭やまと・明石あかし・八木氏
綿津見豊玉彦━┳宇都志日金折━多久置━━━穂己都久・・・[安曇・安曇犬養・辛犬甘(穂高)]
(海神) ┃(穂高見)
┗振 魂━━┳武居起━┳━珍 彦・・・・[倭直・倭国造・明石国造]
(布留多麻) ┃ ┃(椎根津彦)
┗大鐸比売┗━八玉彦・・・・[八木氏]
戸隠神社の犬飼氏は天河弁財天とペア 彦星(犬飼星)と織姫

戸隠神社は天河弁財天の裏と言われていて、戸隠神社の宮司家の犬飼氏隼人系の同じ氏族と思われます。
戸隠は太陽十字の戸★戸隠の手長男・牽牛と天河弁財天の織姫・弁財天★天津甕星5
九頭竜弁財天が存在します。
天川村と丹生都姫の子(子孫)犬飼明神の犬飼は近隣です。
天河弁財天の織姫(弁財天・丹生都姫)とペアの彦星(犬飼星)の氏族が犬飼・縣犬飼氏です。
「戸隠神社鎮座考」から武蔵一宮の小野神社の瀬織津姫も天下春命も、移動していった隼人、縣犬飼・犬飼氏であることがわかりました。
武蔵小野神社の祭神は瀬織津姫と天下春命に変えられた 丹生都姫と櫛眞智命だった 御嶽神社
天八意命児とは天表春命を曰せるなり
天表春命は 八意思兼ノ神ノ児 信乃阿智祝部等祖
姓氏録摂津天神の條に多米ノ連神ムスヒノ命五世ノ孫天ノ比和志命之後也とある次に
犬養同神十九世孫田根連之後也といひまた左京
神別に縣犬養宿祢神魂命八世孫阿居太都命之後也とあり 「戸隠神社鎮座考」
武蔵一宮小野神社の瀬織津姫と天下春命も犬飼・縣犬飼氏
天下春命は天児屋根命(八意思兼神)の息子です。
八意思兼神の御子の天表春命は戸隠神社の祭神 武蔵秩父國造、壱岐県主等の祖 です。
弟の天下春命は秩父神社と小野神社の祭神であり剣術の一刀流の祖神
何故か父の天児屋根命は祀っていません。
瀬織津姫より隠したかったのは、瀬織津姫になってしまった天津甕姫と夫の天児屋根の天津甕星では?
と 天児屋根は天津甕星 天児屋根は天津甕姫の夫 で書きました。
天背男命=伊佐布魂 命=手力男命
猶おもうに旧事紀天神本紀の 条随従三十二神の中天背男 アメノセオノ 神山背 ヤマシロ 久 ク 我直 ガノアタヒ 等祖 ラガオヤ また伊佐布 イサフ 魂 タマノ 命委文連 シトリノムラジ 等祖 ラガオヤ 印本文を久に誤れり今は 氏姓録に依りて校正しつと在るこの天背男 命も伊佐布魂 命も倶に手力男命又名なるを「戸隠神社鎮座考」より
饒速日の随従三十二神の降臨はニニギ命のまね
その由は古傳史に 委しく説れたれは 就て見るべし因にいふ天背男命と称す御名の義は古史傳に未た思 行すと有と今試にいはばこは塞男(セヲ)なるべし祝詞に四方 内外御門に如二湯津磐村塞坐一とある意よりへ給へりと聞えて佐夜 理を約むれば志なるを勢に通はせたるは何ある事いふも更なり関を 勢伎といふも塞 城なるものをや随従三十二神の事は記傳に思ふに 16 -1 是らは実には皆神御孫命の天降坐し時の 御供奉の神等にて古記に記傳たるか埋れて 遺れりしを竊に取てこの邇芸速日命の事に偽りなせる家記 イヘフミ を取て記せる物とこそ見えたれ と論れたるに依れは古史傳にもこの師説を本として 猶種々の論あり就て見るべし 旧事記は手力男命の天降坐し事をそのまた 名なる天背男命伊佐布魂と傳る物にてこれ 手力男命の皇御孫命の御供奉として天降坐る 亦の證なれは天忍日命すなはち手力男命なる といふ古史傳の説に相通はせて誣説ならぬ事を 弁ふべし「戸隠神社鎮座考」より
饒速日ファンと物部氏の子孫には申し訳ないですが、
名前が消されたのは瀬織津姫ではなく丹生都姫
三つ玉照、は「三つの玉が輝く」なので、星ですね。「星/曐」の漢字の意味・成り立ちさんよりhttp://okjiten.jp/kanji89 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 形成文字です(晶+生)。 「ほし」の象形と「草木が地上に生じてきた」象形(「生える、生きる」の意味 だが、ここでは「清」に通じ、「すみきっている」の意味)から、澄んだ 光の「ほし」を意味する「星」という漢字が成り立ちました。(「星」は「曐」の俗字(省略字)です。) ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★天美津玉照比売命(あめのみつたまてるひめのみこと)は 三つの輝く星 天津 三箇(甕) 星(晶と生=日が生まれる) 比売大神は天津甕姫ですね。
神紋 橘
摂社 増御子神社「猿田彦命、天鈿女命」
摂社 朝日神社「朝日豊明姫」
摂社 タカオカミ神社「雨師明神」、延喜式では丹生川上神社の元宮とする。
天香語山のおかみの傍らに甕が埋まっています。おかみは水と鉱物の丹生都姫の名前がかえられたものですから、
豊斟停尊=おかみ(雨師明神)=丹生都姫(アラハバキ)=三日(甕)姫
ということになります。
水銀採取用の携帯用の甕を持って山に入る三日たたらの甕姫、水銀の丹生都姫
丹生都姫は波比売・波比伎神アラハバキ
丹生都姫もハハキ神★アラハバキ考4丹生都比売大神を祀る波宝(ハハウ)神社は 鰹木二本 鰹木二本 春日造四連棟 神 紋:左三ツ巴 和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野230祭 神:【第一殿】丹生都比売大神 【第二殿】高野御子大神 【弟三殿】大食都比売大神 【第四殿】市杵島比売大神三代実録によると貞観八年(866)11月四日乙巳波宝波比売併授従三位とあり。金峯山(黄金岳)の波比売神社と古来より密接な関係にある。この波宝神社は古代は小竹宮(シヌノミヤ)、若桜宮といわれその後、神蔵大明神、古田大明神ともいわれたという。明治初年まであった神宮寺には神功皇年まであった神宮寺には神功皇后の念持仏と云われる新羅産の黄金仏があった。「フルタ」には精錬の村という意味があったという。大和国吉野郡式内で銀峯山鎮座の波宝(ハハウ)神社の祭神も丹生都姫(波比伎神)で、黄金岳鎮座の波比売神社も丹生都姫を祀る」・大和国吉野郡式内で銀峯山鎮座の波宝(ハハウ)神社の祭神は丹生都比売大神・黄金岳鎮座の式内波比売神社も祭神は昔は丹生都比売大神であったが、現在は、応神天皇とミズハノメに入れ替わったという(このあたり参考資料「天河への招待」大山源吾著) 丹生都姫もハハキ神★アラハバキ考4 より
瀬織津姫やミズハノメに名前が変えられたのは丹生都姫です。
犬養・縣犬飼の二氏は手力男命の子孫
犬養縣ノ犬羪の二氏は倶に手力男命の子孫なれは神詫(託)によりて仕奉る事と成ねるを
その由縁あり又この信濃国に犬養と称ヨふ地多く
あるもその初この氏人の領けるより起れる称ナなるへし「戸隠神社鎮座考」より
阿居太都命=天背男命=伊佐布魂 命=手力男命の子孫が縣犬飼氏と犬飼氏
まだ途中ですが、とりあえす
ポチポチまとめます。