鏡餅とは何なのか?
お正月といえば、鏡餅ですが
鏡餅とは何なのか? と毎年考えてしまいます。
1月11日は鏡開きでしたが、だんなはしきりとお正月さまが宿る鏡餅を食べたがります。
おい、お正月さまが帰ってからにしろ
神様へのお供え物なのか、それとも依代なのか?

鏡餅の元といえばこれでしょう。
案山子神の前にあるのが、お供えのお餅で、その原型が出雲大社のこれでしょう。
案山子神


そして戸隠神社の九頭竜大神もとぐろを巻く木造のものもあります。

それを見たときには、鏡餅だと思いました。
天照大神は
「この鏡は専ら我が御魂として、吾が前を居着くが如くいつき奉れ」
といって鏡は太陽のご神器として太陽の御魂だということになった。
陰を打ち破る陽の太陽神のご神器なので、破邪の力を持つことになりました。
うーん天照大神の魂も蛇なのかしらん?
三角縁神獣鏡のレプリカが我が家にあるのですが、三角縁神獣鏡は魔鏡だそうで、薄いために裏の文様を光を当てると裏の像を映し出すそうです。
その三角縁神獣鏡の裏には蚩尤と女媧と伏羲がいます。
角があり、蓑を着た人と、蛇の兄妹です。
スサノオは蚩尤信仰を隠すために作られたという説もあり、蚩尤民族が古くから日本に来ていたと言うのが知れ渡るとまずいことがあるのでしょう。
そして、三角縁神獣鏡の円は宇宙を表すとも、三角縁が山や三角模様は水・海を表すととれます。
それからすると扶桑国にいる蚩尤と女媧と伏羲を表現しています。
日本は古来より扶桑国とされており、蓬莱島である日本は蚩尤と女媧と伏羲の国であったということも描かれていると思いますが、これもまた知れ渡るとまずいのでしょう。
なんにせよ、新しい銅鏡はキラキラと美しく照り輝き、まさに天照大神のご神器にふさわしいとおもうのでした。