ある掲示板で女性たちが集まって答え合わせをしている。
共通の男性とのベットの上の秘密の会話の
その男性は港港に女性をもつ人のようでもあり
女性たちが紡ぐ会話の
その様はカオスのようであり、ぶちまけた鍋のようであり
でも読んでいるうちに私はなぜか感動してしまったのだ
自分の恥をさらす
あんな事は書きたくはなかっただろうに
言いたくなかっただろうに
だけど犠牲者をこれ以上ださないためにも勇気を持って女性たちは書いている
内容は決してほめられたものではないけど
私はそれを読んで
瀬織津姫が三途の川の脱衣婆になって
女性たちは一枚一枚今までの行いを剥がしていき
女性たちは禊祓いをしてすっきりとしていっている
そんな感じがしてならなかった
それに比べて男性はジタバタして
ちっとも潔いとは思えなかった
瀬織津姫はきれいごとばかりではなく
三途の川の脱衣婆としての姿ももつ
人々のエゴを醜聞を表に出すことで洗い流す
女性たちは今までの行いという衣を脱ぎ捨て
禊祓いをしている瀬織津姫の群れのようでもあり
また男性のエゴの衣をはぐ脱衣婆姿の瀬織津姫のようでもあり
私には女性たちが
執着という衣を脱ぎ捨て
偽ヒーラーに貼られた偽り「嫉妬」というレッテル張りされた衣をも脱ぎ捨て
軽やかになっていく姿が
瀬織津姫による禊のように思えてならなかった
禊する瀬織津姫の群れのようでもあり
禊祓いをしている瀬織津姫の群れのようでもあり
禊祓いをすませた彼女たちは
新しい時を
自分の時を生きていくのだ
これは瀬織津姫による禊祓いがなされたのだと思えてならなかった
相手の男性の行動は残念ながら奪衣婆となった瀬織津姫に
まだまだ執着やエゴという衣をはいでいただくしかないようだった