こんにちは ななです
もうじき終戦の日
祖父から聞いた話です。
第二次大戦の時、祖父の弟は南方に出征してました。
祖父は次の日、野菜を市場に持って行く予定でした。
おじいちゃんと龍になった弟☆第二次大戦中の話
夜休んで、明け方眼を覚ましました。
市場に出かけようと母屋の引き戸をガラッと開けた時です。
屋根の上から巨大な龍が火を吹きながら、滑り降りて来ました。
「うひゃああぁっ」と祖父は驚きのあまり尻餅をついたそうです。
祖父は腰を抜かして立ち上がれずにいると、龍が喋りました。
「兄ちゃん、俺じゃ俺じゃ。K(おじいちゃんの弟の名前)じゃ。
野菜売りに行くんなら、俺が守っといてやるから、安心して行ってこい」
出征していた祖父の弟の声だったそうです。
そこで祖父は眼を覚ましました。
夢でした。
その日祖父は無事に野菜を市場に持って行き帰宅しました。
(戦争中なので、空襲を受けたこともあったそうです。)
その日に、祖父の弟の戦死通知が届いたそうです。
祖父は、弟は辰年生まれだったから、龍になって戻って来たのではないか、と言ってました。
日本人は龍蛇族と言われてます。
ウチは橘氏なので、橘氏は龍の一族なのかなあと思いました。
祖父はずっと頭を坊主刈りにしてました。当時、軍に入隊し、出征する男性は、みな坊主刈りでした。
祖父は丙種合格で、戦争には行きませんでした。
肺に影があったそうです。
終生、祖父が坊主刈りのままでいたのは、祖父にとって心の中で戦争は終わって無かったからかもしれません。